2019年2月6日水曜日

ボトムアップ型思考とトップダウン型思考

ボトムアップ型思考とトップダウン型思考


「 ボトムアップ 」と「 トップダウン 」。

今回のこのキーワードは組織経営の
意思伝達のルートの話ではなく、
一個人の思考に関してのお話です。

普段の生活の中でこの思考を使い分けることが、
何かと役に立つと考えご紹介する次第です。

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人間の思考には上記の通り以下2つのパターンがあります。

◇トップダウン型思考◇

⇒目的を主眼として、手段を策定する。

(例1)ドライブの際に、目的地から逆算しルートを決める。
(例2)到着予定時刻から逆算し出発予定時刻を決める。


◇ボトムアップ型思考◇

⇒手段を講じることを主眼として、何らかの結果に到達する。
「 直感型 」と言い直すことができる。

(例1)ドライブとはあくまで遊びなのでともかく出発し、
その後に臨機応変にルートを決める。

(例2)可能な出発予定時刻を先に考え、
臨機応変に到着予定時刻を調整する。

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これらの思考形態はどちらが正解というものではなく、
それぞれに以下のような一長一短があります。


◇トップダウン型思考◇

(メリット)
・目的に応じて手段の策定、またその手段の実施に関して効率がよく速い。
・PDCAの「P」の策定が十分になされるため、後々検証「C」をやりやすい。
つまり、「どこで間違っちゃったんだっけ?」の振り返りがやりやすい。

(デメリット)
・そもそもの目的が間違っていたとき、
どうにもこうにも引き返すことが難しくなる。
・途中の予期せぬ出来事の対応にコストがかかる。
・慎重な思考であると言う事もでき、
「 ともかくスタートする 」ということがなかなかできず、
チャンスを逸してしまうことがある。


◇ボトムアップ型思考◇

(メリット)
・臨機応変に事に当たることが容易。
・型どおりのルーティンから外れた行動が取れるので
イノベーションのきっかけになりやすい。

(デメリット)
・目的に最短距離を行くわけで無いのでロスが大きい。
・臨機応変の反面、計画なく行動が取られる、
つまりPDCAの「P」が疎かにされ後で「C」検証がしにくいため、
失敗から次回に向けての改善策が策定しにくい。

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携わる業態、またタイミングによって、
どちらが必要とされるかは異なると思います。

が、人間はそもそも「 ボトムアップ型 」の思考は絶対に出来ます。
というのも、目の前にある事象に対しての短期的な解決策を考え実行する、
火急の際(人が倒れていて死にそうな感じ、というのを目撃すれば)には
必ず何らかの行動が取れるものだと思います。

これは動物が本来持ち合わせている能力、
つまり自然に備わっているものだからです。


逆に「 トップダウン型思考 」は
未来、今はまだ目に見えないものを想像し、
その逆算から行動計画を策定するという
高度な論理思考が求められます。

これは相当な思考が必要になるので、
大よそ人間にしか出来ない芸当であるといえます。


またさらに、トップダウン型の思考については、
そのデメリットに記載した通り

「 行動に移すのに時間がかかる場合がある、
チャンスを逸してしまう可能性がある 」

と記載しましたが、

これはつまるところは性格の問題、
具体的には、上記の人間独特の想像力・論理思考による、

「 計画実行の過程で失敗するパターンへの恐れ 」

であり、言わば「 人間らしい思考 」の結果である、
と言うことも出来ます。


それぞれの人が、どちらかが得意で偏っている、
そのどちらかの「 メリット 」「 デメリット 」に、
時には悩まされているのかも、と想像しています。

ちなみに筆者はトップダウン型思考に重心があり、
一歩を踏み出す勇気が足りない、というタチですが、

逆ボトムアップ型思考の方は行動は早いけど
同じようなトラブルに見舞われることが多い、
というようなことがあるかもしれません。

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もし、解決・改善を目指すのであれば、
その方法論として以下のようなことを
実践されればいかがでしょうか。


①ボトムアップ型思考に重心がある人

「 そもそも目的は何だったっけ?
どうなったら嬉しいんだっけ? 」

「 今不安に感じていることは何?
どうすれば解決できる? 」

「 今回失敗したのはどの部分?
どうすれば良かった? 」

とじっくり思考を練る練習をすれば良いかと思います。


②トップダウン型思考に重心がある人

「 さらに思考の速度を高めて、
『 全て想定内! 』と言い切れるまで、
より多くの失敗に対する
リカバープランを考えておく。 」

ただし、一つ目の様なことは
必ず限界があるので、

『 失敗してもリカバーできる!
必ず最終目的にはたどりつく!
おれは絶対大丈夫だ! 』

と、
あえて思考の精度を鈍らせ
高をくくってしまう、つまり
「 性格をタフにする練習 」
をすれば良いかと思います。


【今回の課題】

①ご自身の思考のパターンを分析し、
より良い自分になるための上記の訓練を意識する。

②身近な人の思考パターンの分析し、
その成長の後押しをしてあげる。
(ただし、やんわりオブラートに包んで伝えないと、失敗します。)


トップダウン型思考とボトムアップ型思考のイメージ図

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