2019年3月17日日曜日

お金持ちへの道のり【5】リスクとは何か?②~投資はサーフィンではなく遠泳をイメージすべき~

お金持ちへの道のり【5】リスクとは何か?②
~投資はサーフィンではなく遠泳をイメージすべき~

前回記事
お金持ちへの道のり【4】リスクとは何か?①
~「価値」と「価格」の違い~
https://www.brightlifefund.com/2019/03/4.html


では以下のような論旨で
皆さんと一緒に「リスク」を考えてみました。

◆『投資』に対してしり込みするのは、
「元金が保証されない」リスクが怖いから。
◆では銀行預金は安全か?
「元金」は保証されるが「価値」は保証されない。
◆また銀行預金も預金者は投資家として
「間接金融」という形の金融商品を購入し、
投資を行っている、つまりリスクテイクをしている。
◆さらに銀行預金のみというのは
「一点張り」の投資をしているのであって、
投資の大原則「分散投資」を行っていない、
というリスクがある。


そして最後に次回予告として
「では、元金が保証されないとして、
 そのマイナスはリスクではないのか?」
を以下の経済状態を模式的に表したグラフを元に、
「リスク」についての考察を
皆さんと一緒に進めていこうと思います。

経済状態を模式的に表したグラフ

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【1】私たちは大きな波がうねる海面を漂っている

まず最初に意識するべきはこれ

「大きな波がうねる海面を漂っている」
です。

これは特に投資経験の有無を問わず、
景気というものは好景気、不景気を
行ったり来たりするもので、

物の値段も上がったり下がったりする、
というのは知識として皆さんお持ちかと思います。

少しかじったような人であれば、
円高が進んでいるからガソリンの値段が下がってる、
という風に景気が何か関連する要素に連動する
ということもご存知かと思います。

-------------------------------

これが買い物をする時には
「高くなっている」とか
「安くなっている」とか
いう風に皆さん敏感なのですが、


こと、資産に関してはこれに非常に鈍感です。

「んんん!?何の話?」

となるかもしれませんが、

前回の
銀行預金は「価値」が一定ではない、
という話のおさらいです。

今お手元の銀行預金は
「価格は一定」ですが、
「価値は変動」しています。

もう少し具体的に言うと、
モノの値段の逆方向に
資産の価値は変動します。


レギュラーガソリンを例にすると、

・1リットル150円の時と、
・1リットル120円の時と、

ガソリンの価値は同じです。

(実は産油国の生産量調整により
 価値も変動しますが、
 ここでは一旦その話は無しで、
 一定であるとします。)

で、モノの価値が一定なのに、
値段が上がったり下がったりするのは、
お金の価値が下がったり上がったりするから。

つまり、学校で習うインフレとデフレですね。

お金持ちになるためにはまずはこれ、
つまり資産の価値が上下していることを
知識だけではなく体感する、
実感として肌で感じる必要があります。

経済の状況によって、
給与が上がる、下がる、
モノの値段が上がる、下がる、
これに加えて
自分の資産の価値が上がる、下がる、
これを明確に意識しましょう。

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では、このことを踏まえて、
例えば投資信託の
「元金は保証しませんよ」
はリスクなのか。

これはなかなか難しいところで、
ある程度ザックリとした『直感』が必要です。

全く投資未経験の方にとっては、
ちょっと不安になるような話になりますが、

資産の10%程度の「価格」の変動は日常茶飯事です。

つまり、例えば500万円を運用している最中に、
基準価格が50万円プラスになったり、
50万円マイナスになったり。

50万円マイナスになると、
最初はすごくビビります。
「これ大損なんじゃないのか?」と。

また、逆に50万円プラスになると、
すごくテンションが上がります。
「やったー!めちゃくちゃ
 儲かってるじゃん!」みたいに。

ところが、投資経験がそれなりになってくると、
そういう値動きに鈍感になります。

というより、基準価格そのものを
あまりじっくり見なくなります。

「またどこぞの大統領が変なことを言うから、
 市場心理が悪化して値段が下がるだろうな」

程度に冷めた目で見るようになる。

冒頭にお伝えしたグラフの様に、
波が上がったり下がったりするように、
価格も上がったり下がったりするもの、
ということを実感として
理解できるようになるからです。

なので基準価格が購入時と比較して
マイナスになるということを
特にリスクとして考える必要がなくなります。

※ただし、大前提がずれていると大変なので、
 以下のことを知っておいていただきたいと思います。

 別途記事にするつもりですが、
 一度築いた資産は資産として保全し、

 その資産が生み出すものを
 つつましやかに享受する、
 というのがお金持ちになる原則。
 という前提を一応頭の片隅にお願いします

 一度築いた資産を安易に現金化して、
 何か贅沢なものを買おうという魂胆がある場合は、
 当然マイナスになると
 「塩漬け」にしなくてはいけない、
 というリスクにはなりますね。

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【2】海面は実は少しずつ上昇する

これは地球温暖化による
環境破壊の話ではありません。

何の話かというと、
「インフレ」の話です。

「うん、それはさっき聞いたぜ!
 デフレとインフレが
 交互に来るって話でしょ?
 痴呆か?」

痴呆ではないのですが、

デフレとインフレが交互に来つつも、
実は緩やかにインフレが優位に進むことが、
過去の統計上明らかになっています。

また、前回の記事内でも触れましたが、
日本国でいうと中央銀行の日銀は
「年2%」をインフレの目標としていますよね。

つまり、冒頭のグラフの様に、

短期、中期にはインフレ、デフレが
交互に来るのですが、
長ーい期間を平準化しすると
緩ーくインフレになります。

----------------------------------

世の中のお金持ちが努力している要素の一つに、
「インフレに負けない」があります。

もちろんそもそも大きな額を稼ぐ、
ということが前提になるのですが、

稼いだ後、せっかく築いた資産が
インフレで紙くずになることを恐れ、
然るべき方法で「価値」を保全しようとするのです。

当ブログでおススメする投資信託や、
その他、金(GOLD)、宝石、土地、
様々な方法があります。

くどいようですが、
この「価値」の保全については
銀行預金という投資方法は全く適していません。

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「だけどさ、そんなものは
 お金持ちになってから
 考えることでしょ?」
とか
「今大したお金もないのに、
 お金持ちのふりをして
 難しいことを考えるって、
 背伸びをしてるみたいで
 なんかカッコ悪い」
とか


もしそう思われるなら、
誠に残念ながら論外です。

お金持ちになるのは
諦めてください。



と、厳しめに言いたいところですが、
当ブログの続きの記事の中で、
こういう意識を持つ方法論というところも
随時皆さんと一緒にやっていこうと思います。

================================

さて、今回記事のまとめです。

今回はサブタイトルとして

~投資はサーフィンではなく
 遠泳をイメージすべき~

としましたが、
そのココロは。

投資とは波の谷間でボードに乗り、
波の高いところで上手くバランスを取り
カッコよく決めてやるぜ!
というような短期的な成功を夢見るのではなく、

波の谷間にいようが高いところにいようが、
何とか溺れないようにもがき苦しみながら、
水面から顔を出して泳ぎ続ける。
時には大きな波に飲み込まれても、
いつか楽園の岸に泳ぎ着けることを信じて。


これが投資のあるべき姿であると筆者は考えています。


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次回は普通の人が投資を行わない
大きな理由の二つ目
「面倒臭い」について
皆さんと一緒に考えてみようかと思います。

投資はサーフィンではなく遠泳だ



2019年3月5日火曜日

お金持ちへの道のり【4】リスクとは何か?①~価値と価格の違い~

お金持ちへの道のり【4】リスクとは何か?①
~価値と価格の違い~


当シリーズ前回記事
お金持ちへの道のり【3】
~投資信託による資産運用の実例と長所概要紹介~

の中で、
皆さんが投資に対して尻込みする
大きな理由の一つに
「リスク」
があげられる、としました。

リスクとはつまり
「投資した元金が保証されない」
というものなのですが…


今回記事は若干頭の中が
こんがらがるような話になります。

ただ、是非とも知っておいていただきたい
非常に重要な内容でもあります。

こんがらがるとしましたが難しく細かく考えずに、
「ザックリとしたイメージ」
でとらえていただきたいと思います。


今回記事はタイトル
リスクとは何か?「価値」と「価格」の違い
です。

===============================

銀行預金は安全だ。
なぜなら元金が保証される。
つまり、
預けたお金がそのまま引き出せるから。

ごくごく一般的な感覚として、
上記の様に世の中では通用しています。

-----------------------------

スタジオジブリのアニメ映画に
『火垂るの墓』
という作品があります。

第二次世界大戦中の日本を舞台として、
戦災孤児になってしまう兄妹のお話です。

兄の名前はセイタ
妹の名前はセツコ


兄妹二人で生きていかねばならなくなってから
セイタがセツコに母親が残した銀行預金の残高を
以下の様に嬉しそうに伝えます。

『お母ちゃん銀行に7000円も貯めててん。
 これだけあれば一生暮らしていけるよ!』

-----------------------------

もちろん私たちは物価が変動することを知っています。
当時の7000円と今の7000円では
価値が違うということを知っています。

ですのでもちろんセイタの言っていることを
笑うということはないですね。


ただ、
ほんとに笑っていられない
のがここです。

「価値が違う」。


私たちは知識として知っているけども、
この「価値が変動する」ということに
一般的に非常に鈍感です。

-----------------------------

2019年現在、

日銀がインフレ目標を年2%と公言しています。

年2%インフレということは、

今1万円で購入することができる商品、
またはサービスが
来年の同じ時期には1万円と200円出さなければ
手に入らなくなります。

さらにその一年後には
1万円と400円(複利の場合は404円)。
さらにその一年後には
1万円と600円(複利の場合は612円)。

これに対して当然銀行預金も同じように
年2%の利息が付きますよね。


…えぇっ!?付かない!?

そう、銀行にお金を預けていても
年2%の利息なんか絶対につきません。

それどころかATM手数料で
100円、200円はすぐに吹き飛びます。

某メガバンクなんかは
休日にATMでお金を「預ける」のに
手数料を取られるようになりました。

筆者はこれについて
「顧客を舐め過ぎてる」
と感じたので速攻で口座を解約しましたが。



話が横にそれましたが、
つまり、銀行は預金の額面は
おおよそ保証するのですが、
「価値」までは保証してくれません。

で、日銀の目算通りにインフレが進行すると、
必ず今の価値を保てなくなります。
インフレ2%に対して金利が追い付かないから。


「えっと、じゃあ、
 逆にデフレになった場合はどうなの?」

これが面白い話で、
今1万円で購入することができるものが、
来年の今頃9,800円で買えるかもしれない。

200円浮くわけですね。

つまり「デフレになれば得をする」
という状態です。

-----------------------------

つまり端的に表現をすると、

銀行預金とは安全な金融資産ではなく、
「この先デフレが進むだろう」
という予測に基づいた金融商品の購入、
つまり「投資」に他なりません。

そして『投資』という限りは
リスクの伴うものなのです。

「えー!?
 全くそんなつもりじゃ
 ないんだけど!」

と言っても通用しません。

さらに追い打ちをかけるようで申し訳ないのですが、
同時に以下のことも言えます。

-----------------------------

「一点張り」
つまりある方向、ある銘柄に
集中して投資するのは危険だ。

なぜならその方向が外れた場合、
とんでもない損失につながるから。
だから「分散投資」が必要だ。

ということについて、
投資に関して素人の人でも、
何となくご理解いただけると思います。


ですが、
「いやー、私は保守的で安全志向だから、
 無理な投資はせず、銀行預金だけ。」
と言っている人は事実

「一点張り」

のギャンブルをしている状態なのです。

-----------------------------

いや、そうは言っても
それは言い回しの問題で、
銀行預金はギャンブルじゃないでしょ?

と、かたくなに信じない人もいます。

何者かによる刷り込みが強いのか。
「投資」ということに対する
色んな種類の拒絶反応が大きいのか。
なぜなのかはよく分かりません。


しかし、以下のことを良く確認してください。

銀行預金というのは「間接金融」で
預金者が銀行にお金を預け、

銀行がそのお金を融資し、
貸付利息から手数料を引いて
預金者に利息を払う、

というもので、
預金者=投資家で
銀行はその代行業者なのであり、
銀行預金は明確に「投資」なのです。

これは中学校の社会科で習います。
(多分。一応習った記憶がある)

直接金融は自分で証券会社を通じて株や債券を購入して、
資金を企業や自治体等の組織に託して、
業績に応じて配当を受け取るなり、
利息を付けて返してもらうなりするものです。

ただ銀行預金であれば融資先が
倒産したりするリスクを銀行が背負いますが、

直接金融の場合はこれが「自己責任」で、
投資した企業が倒産したりしてて
投資額が回収できなくなるリスクもあります。

-----------------------------

さらに、当ブログでおススメする投資の方法として、
「投資信託」
というものがあります。

これは
株や債券等の直接金融と
銀行の間接金融のちょうど間にあるものと
お考えいただければ分かりやすいかと思います。


つまり、株や債券の様な、
「投資先を見つけなければならない」
というような手間を投資信託の運用会社が担当し、
投資家は運用会社に資金を預ける、
というのは銀行と同じで「間接金融」です。


ただ、どういったカテゴリの投資を行うか?
を投資家が選択することができ、

(例えば不動産投資を行う投資信託、
 電力会社等のインフラに投資を行う投資信託、
 新興国の債券に投資を行う投資信託、など)

それらを主に扱う「ファンド」は
株式等と同じような基準価格の変動、
また予定の配当利回り等を公開しています。

そして残念なことに一般的に
投資信託は元金が保証されません。

===============================


今回記事ではまず、
価格と価値の違いとは何か、
を簡単にご説明し、

銀行預金は投資であり、
安全な資産でない。

間接金融、直接金融とは。

というところを
皆さんと一緒に考えてみました。


次回はこの続き、
「では、元金が保証されないとして、
 そのマイナスはリスクではないのか?」

というようなところを
以下のようなグラフを見ながら、
もう少し詳しく進めていこうかと思います。

値動きの概要イメージ図





2019年3月2日土曜日

2019年2月運用実績

2019年2月運用実績

先月は一部「なんちゃって配当」になってしまって
若干調子が悪かったのですが、
今月はそれが復活して期待通りの配当がでました。

さらにモニター対象のファンドの中で
期待できそうなものがいくつか出てきたので、
もしかすると景気回復の兆しかも、
と密かに期待している状態です。

以下が今月の当ファンドの運用実績とまとめです。

2019年2月運用実績


2019年2月の運用実績まとめ
①約537万円を運用して、約45,000円の配当で利回り 0.85% 期待通り。
(先月「なんちゃって配当」になっていたファンド15、18が復活。)
②当初期待していなかった銘柄(ファンド6、35)が2か月連続好調、
特にファンド6については税引き後で 月利1.5% なので、かなり魅力的。
③その他ファンド2、5、36も今月から好調。次月以降モニター強化。
【次月に向けた売買】
<1.売却>
ファンド12が月利0.66%程度なので2/3の80万円程度売却、
ファンド34が月利0.7%程度なので1/2の55万円売却
<2.購入>
1と現在の余剰資金100万から15万円を加えて150万円で
ファンド6を100万円、ファンド35を50万円購入

-------

銘柄については伏せている状態です。
「嘘つき!」と言われて
風説の流布に抵触するとかになると困りますので。

もう少しスピーディーに銘柄交換の判断を
しなければならないところなのですが、

「なんちゃって配当になるからならないか」
はフタを開けてみないと分からないというのが、
まあしようがないところではあります。

「なんちゃって配当って何?」

というところについては、
当ブログでまたご紹介したいと思います。


2019年2月28日木曜日

お金持ちへの道のり【3】~投資信託による資産運用の実例と長所概要紹介~

お金持ちへの道のり【3】~投資信託による資産運用の実例と長所概要紹介~


当シリーズの前回記事
お金持ちへの道のり【2】~毎月5000円印刷マシーンの正体~
https://www.brightlifefund.com/2019/02/25000.html
では、以下のようなことを皆さんと一緒に考えました。

-------------------------------
「100万円で売っている毎月5000円印刷マシーン」
の正体とはつまり
「月の利回りが0.5%が見込める投資信託」
のことです。

「いきなり明日から自由の身になれる!」
という夢物語ではありませんが、
かなり堅実な方法です。

◆今まで貯めたお金を絶対失いたくない。

◆「信長の野望」や「三国志」で言うと、
合戦よりどちらかというと内政
(田畑を耕して収穫量を増やしたり、
町に投資をして税収を上げたり)
が好きだった。

◆世の中にあふれている
「誰でも出来て」
「自動化出来て」
「遊んで暮らせる」
というのがどうにも信じられない。

というような、どちらかと言えば
「保守的」
「堅実派」
というような方にお勧めです。
-------------------------------

そして、記事の最後に課題として

「皆さんが今お手元にある資金を
 月利0.5%で運用したとする、
 つまり「毎月5000円印刷マシーン」を
 購入したとして、
 毎月いくらの配当が得られますか?」

というような質問をいたしました。

=====================

前回記事の中では
本シリーズの続きの予定を書きました。

今回はその中の第一番目
「じゃあさ、あんたはその方法で
 どのくらい利益を出したんだよ?」
について、

つまりタイトルの
投資信託による資産運用の実例と長所概要紹介
です。

------------------------

筆者は社会人になって、
二年か三年お金を貯めて
投資を始めました。

最初は株。

以前の記事でご紹介の通り、
100万円損を出して
株はやめました。

で、その後残った資金とさらに貯めたお金を元に
このブログで紹介しようとしている方法で
運用を始めました。

自己資金(給料から貯めたお金)は400万円程度で
7年程度で200万円強の利益を上げました。

利益はすべて再投資しているので、
複利運用でおおよそ年利6%程度。

ただ、最初から400万円でスタートではなく、
100万円程度からスタートして、
給料から自己資金を追加しながらなので、
もう少し利回りは良いはずですね。


年利6%というのは
月利0.5%を複利運用した場合です。

つまり、
「100万円で売ってる
 毎月5000円印刷マシーン」
ですね。

------------------------

最近でこそ少し利回りが悪化していますが、
良い時は月利1%という状態もありました。
つまり年利で軽く13%を超えるという感じです。

その時は
「4000万円程度あれば月40万円になって、
 セミリタイアはできそうだな!」
なんてことも想像していました。

だけどやっぱり現実はそれほど甘くなく、
まあ何とか月利0.5%ってところです。

それでも筆者は今500万円強を運用して、
2万円~4万円を毎月配当で受け取っています。

これは前回記事の最後に
皆さんにご提示した課題の通り、

皆さん自身のお手元の資金で運用した場合、
どのようになるか試算していただきたいところです。

------------------------

「だけどさ、じゃあ何でみんなやらないの?」

というところが当然の疑問です。

理由は大きく3つあるのかと思います。

一つ目は「リスク」

リスクとはつまり
「投資した元金が保証されない」
というものです。

確かに汗水たらして、ストレスにさらされて
必死に貯めたお金が煙の様に消えてしまう。

こんな恐怖味わいたくないですよね。

二つ目は「面倒臭い」

「資産運用なんて難しいことしなくても、
 差し当たって生活には困らないから」

確かにそうです。
毎月とりあえず給料が振り込まれて、
生活はできている。

わざわざ難しいことをしたくないのは当然です。

三つ目は「そもそも知らない」

当然です。
だって、学校で習いました?
はたまた、親が教えてくれた?
友達は?

誰も教えてくれないんだから
知らなくて当然ですよね。

知らないものは、やりようがない。

------------------------

まずは一つ目の「リスク」について

これは非常に難しい問題で、
このテーマだけで別の記事を作成するつもりです。

だけど、結論、というか
筆者の自慢できる事実をお伝えすると、

筆者は「リーマンショック・サバイバー」です。

つまり、リーマンショック前から
投資信託による資産運用を始めて、

リーマンショックに巻き込まれて、

なおかつその後も資産運用を継続できている。
リーマンショック以前と比較して資産額を増やせています。

もちろんリーマンショックのその時は
かなり資産額は目減りしましたが、

その後の景気好転によって元通り以上になりました。


つまり、確かに短期的にはリスクがあるのですが、
リーマンショックという荒波を
乗り越えることもできるくらい、
それなりに手堅い資産運用の方法である、
と言えると思います。

また資本主義経済の中で生きている限り
「『何もしない』もリスクである」
と考えなければなりません。

これはまた別の記事に記載いたします。

------------------------

次に二つ目の「面倒臭い」について

確かに人間は何かきっかけがないと動けないものです。

筆者の場合はまあまあグロめの
ブラック企業に在籍していたことがあり、

「このままこの生活を続けていると『死ぬ』」
と、そこそこ本気で恐怖を感じていたため、
なるだけ早くその生活を抜け出るために

資産運用を本気で始めた、
という感じです。


実は転職して現在在籍の会社はそれなりにホワイトで、
「死の危険」からは脱したのですが、

そうすると気が緩んだのか、
不思議なことに運用成績が下がり、
「まあいいかな!」
と、2年ばかり運用のコントロールを
怠けていました。

しかし、昨年からにわかにやる気を取り戻し、
利回りの良いファンドをサーチして
コントロールを再開したところです。


「差し当たって生活には困らない」
が、実は何の保証もないことである。

私たちは頭の片隅にいつもこれを
置いておかなければならないと思います。


さらに、一歩を踏み出す面倒臭さもさることながら、
継続することの面倒臭さも厄介です。

ただ、この資産運用の方法で
筆者が手を取られるのは、
通常月に一日、1時間程度です。

つまり前月の配当の支払い状況の確認だけ。

日常は完全に忘れている状態です。
日経平均すら確認しません。

------------------------

最後に三つ目の「そもそも知らない」について

実は筆者は大多数の人が
「そもそも知らない」
で良いと思います。

つまり
「みんながみんなこれに手を出すと困る」

なぜかというと、
多くの労働者に汗水を流して必死に働いてもらって、
つつましやかに生活をしつつ
まじめに月々の生活にかかる経費を支払ってもらい、
時々に必要より少し多めに
リッチな贅沢をしてもらう。

これによって経済は成り立っています。

なので、みんながみんなお金に関して賢くなって
資産運用をして働かなくなったりでもしたら、
途端に市場規模が縮小し経済が破綻します。


ごくごく一部の人だけが「知って」いて、
ほとんどの人は「知らない」ままの状態が
望ましいと思います。

「いやいやいや!
 ブログで記事に書いたりしたら
 みんなが知っちゃうじゃん?
 それは良いのかよ?」

となりますが、大丈夫。

どうせ
ほぼ全員実践には至りません
それでいいのです。

じゃあ何でブログに記事を書くのか。

それは…
なぜなんでしょうね。

ごく少数でも読者の方が幸せになれば
それで良いのかもしれませんね。

=====================

さて、今回記事は筆者の自慢話のようなことに
お付き合いいただきました。

ただ、単純に自慢したいわけではなく、
ごくごく冷静な客観的な事実として、
投資信託による資産運用の実例と
長所概要をご紹介いたしました。


次回は今回記事の中でも触れた
「リスク」
について少し深掘りをして
皆さんと一緒に考えたいと思います。


大多数の人は知らない。だから世界は成り立つ。





2019年2月18日月曜日

お金持ちへの道のり【2】~毎月5000円印刷マシーンの正体~

お金持ちへの道のり【2】~毎月5000円印刷マシーンの正体~

前回の記事
お金持ちへの道のり【1】~100万円の使い道~
https://www.brightlifefund.com/2019/02/1100.html
ではお金持ちへの道のりのプロローグとして、

「 もし100万円あったら…
毎月決まった日に5000円を印刷してくれる
『 マシーン 』を買え! 」

というような話をしました。

※「 偽札製造マシーンを買おう! 」
という犯罪の類の話では無く…
詳細は上記リンクから確認して下さい。


また【課題】では
この100万円の毎月5000円印刷マシーンが
何台あればラットレースから抜け出せるかを
試算してみてください。
と設定させていただきました。

=================

この前回の課題は
冗談めかしてお尋ねしましたが、

まずは

①いくらの不労所得を目指すのか?
という「 目標設定 」のために、
まずは月々の必要経費を計算しておきましょう。

②その不労所得獲得のために、
いくらの原資が必要となるか
計算してみましょう。

という質問でした。

---------------------

念を押すまでもありませんが、
今一度繰り返すと、
毎月5000円印刷マシーンは
「とある方法を用いて不労所得を得る」
ということの比喩です。

で、以前の記事の中で
「不労所得とはどういうものかを調べる」
という課題を設定させていただきましたが、
いかがでしょうか。


世の中における不労所得の代表例は
『 金持ち父さん、貧乏父さん 』
の中でも登場する、

「 不動産収入 」です。


「出たよ!
 あー、ハイハイ!
 知ってますよ!
 『大家さんになって家賃収入で』
 ってね!
 そんなこと簡単に出来るなら
 誰も苦労しないっての!」

とガッカリなさった方も
いらっしゃると思いますが、
「自分には無理!」
と早合点なさるのは
少しだけお待ちを。

---------------------

当ブログでは誰でも出来る、
とは言いませんが、
「そもそも先立つものがないから無理!」
というようなハードルの高いプランを
ご紹介しようとするものではありません。

ただし、

あらかじめお断りしておくと、
残念ながら
「明日から大金持ちになって自由の身だ!」
みたいな、宝くじに当たるような
夢物語でもありません。

非常に堅実、かつ現実的な方法で、
少しずつ、本当に少しずつ実力を蓄えて、
「堅牢な城を築く」ように
生活、人生を豊かにする。

まあ、若い野心にあふれた人からすると
多少「しみったれた」感がにじみ出る
ようなご提案を差し上げます。


◆今まで貯めたお金を絶対失いたくない。

◆「信長の野望」や「三国志」で言うと、
合戦よりどちらかというと内政
(田畑を耕して収穫量を増やしたり、
町に投資をして税収を上げたり)
が好きだった。

◆世の中にあふれている
「誰でも出来て」
「自動化出来て」
「遊んで暮らせる」
というのがどうにも信じられない。

というような、どちらかと言えば
「保守的」
「堅実派」
というような方にお勧めです。

=================

で、その方法論とは?

それが今回のタイトル
毎月5000円印刷マシーンの正体です。


ズバリ
「毎月配当受取型の
 投資信託で運用しよう!」
です。




えっ…?
期待外れ…?




うーん。
すいません。
確かに大きく儲かるというものではないし、
今回記事の途中で触れた「夢物語」とは
全く正反対で面白くないかもしれません。

ただ、非常に現実的であるとは思います。

このシリーズは以降、
こんな展開になっていきます。

◆「じゃあさ、あんたはその方法で
  どのくらい利益を出したんだよ?」
 をご説明し、
 皆さんと一緒にこの方法の優位性を考える。

◆「何だか面倒臭い分析とか
  日々グラフとにらめっこやるんでしょ?
  そんな努力は自分には無理だよ!」
 というような部分を紹介し、
 不労所得の本質について考えてみる。

◆まずはともかくやってみる!
 その「やってみる」が可能なのが投資信託。
 儲けは小さいけど単価が小さいので手を出しやすい。
 かつ、筆者は儲けは小さいけど、
 実際の配当以上に得られるものがあると考えています。
 その得られるものとは?

◆「じゃあ!早速やってみる!
  今はNISAが流行りだよね!」
 こら!ちょっと待ちなさい!
 NISAの危険性をご説明して、
 選択すべきファンド銘柄の探し方を
 皆さんと一緒に考える。

◆経済の本質を考えて、
 「お金に振り回されない」
 というようなことを考えたい。
 (投資信託の評価額が下がったときに
  右往左往しておびえない、とか)

◆その他少し発展して、
 そもそもお金持ちって何なんだろうね?
 というような、
 お金持ちになった後のこと何かも見据えて、
 少し哲学というか心構えみたいなところも
 考えてみたい。

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可能な限り
「ほうほう、なるほどなー!」
という内容にしようと思います。

算数程度の若干の計算が出てきますが、
さほど難しい話にはなりません。

ですので、
本当に投資をする、しないに関わらず、
是非とも飽きずにお付き合いいただければと存じます。


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では今回の課題。

皆さんが今お手元にある資金を
月利0.5%で運用したとする、
つまり「毎月5000円印刷マシーン」を
購入したとして、
毎月いくらの配当が得られますか?

を計算してみる。

お金持ちになりたければ毎月決まった額のお札を印刷してくれる機械を買って来れば良い。